フランスから、美味しく、楽しく、健康に毎日を過ごすための食事

フランス在住。健康に過ごすための、日常でできる簡単な料理を紹介しています。

クマニンニク

Ail des ours(アイユ・デ・ズース)」、日本語に直訳すると「クマニンニク」。ハーブの一種で、日本語のウィキペディアでは「ラムソン」という名称で載っています。その他にもどうも色々と違う名前があるらしいです。季節が短いのと、どこにでも見かけるハーブではないですし、名前に興味が惹かれてつい買ってしまいます。

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 何故に「クマ?」と思ってしまうのですが、ハッキリした由来は分からないものの、どうもクマが冬眠から目覚めた時、力をつけるために一番最初に食べるのがこのハーブらしいという説があります。

 葉っぱを擦るとほのかなニンニク臭、そして味も葉っぱを噛んでいるとジワジワとニンニク臭が漂ってきます。

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 サラダや、パスタに混ぜて食べると美味しいですし、オムレツに混ぜても(写真は混ぜ込まずに刻んだものを振りかけてみました)美味しいです。スープのトッピングとかにしても美味しいかも。

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 栄養素はニンニクと大体似通っているようですが、もう少し凝縮されています。ビタミンCやアリシン、抗菌作用が期待されます。

デザイナーズフーズ

 私が大好きな恩師でもある医学博士の舟木先生が教えてくれた、「済陽式食事療法」をホームページで見ていた時、目に留まったのが「デザイナーフーズ計画」という項目。
 癌予防に効果がある食品が目で見てわかり易く、取り入れ易いな〜、とたまに活用しています。どうぞご参考に!

ja.wikipedia.org

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デザイナーズフード、スーパーフード、プラセンタ – FOODVALLEY HIROSHIMA

(イメージは上記のサイトからお借りしました。)

新玉葱

 新玉葱も今が旬です。旬は4月から7月くらいでしょうか。普通の玉ねぎよりフレッシュで柔らかいので、季節的にもサラダにして食べると美味しいです。

 こちらが新玉葱の成分と効能。なかなか優秀です。✌️

新玉葱の成分
リン(細胞の老化を防ぐために免疫に力を与える)
カルシウム
セレン(体内の酸化防止)
マンガン酵素の活性化を促す)
シリカ(カルシウムの生成に関与し、骨を強くする)
ビタミンC

新玉葱の効能
抗酸化作用、抗癌作用、低血糖予防、血栓症予防、動脈を保護する効果、等

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 今日はちょっと韓国風のサラダにしてみました。
 材料は、新玉葱、トマト、韓国海苔、そしてドレッシングには、韓国ショップで売っているプルコギソース、ゲランド塩、ライム、ごま油。コチジャンを少し足しても美味しかったかも。

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 ごま油は、アジア系のお店に行かなくても、オーガニックストアで手に入ります。オーガニックストアが増えたおかげで、日本の食材っぽい物(日本のメーカーではないですが)、ごま油や小豆、海藻類などがちょっと気軽に手に入り易くなりました。ありがたいですね〜〜!

 

レンズ豆

 フランス語ではレンズ豆の事をlentille(ランティーユ)と言います。(コンタクトレンズも同じ呼び方です👁)レンズ豆には幾つか色があり、一般的によく出回っているのは緑色のものです。

 そのほかにもサンゴ礁色(ピンクオレンジ)のlentilles corails (ランティーユ コライユ)というものもあります。緑色の物と違い皮がとても薄いので、消化はこちらの方が良いみたいです。

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 レンズ豆には、炭水化物、植物性タンパク質、鉄分が豊富。但し、野菜や豆類に含まれる鉄分は吸収されにくいので、ビタミンCと摂ると良いそう。サラダにしてレモンを入れたドレッシングで食べるアイデアは栄養的にもバッチリ!

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 ドレッシングのオイルはこの菜種油を使ってみました。ローストしたものの一番搾り。ローストしたものはあまり見かけた事がありません。ほのかなロースト香が食欲をそそります。ちょっとごま油に似てるかな?火を使う料理よりも、ドレッシングなどの調味油に向いてますね。

 サラダに一緒に混ぜたのは、これも旬の新玉ねぎ。新玉ねぎの栄養素や効能などは、また後日に紹介します。

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ルバーブ(その2)

 昨日、マルシェでまたルバーブ見つけました!もう季節が終わってしまったと思ったので、見つけられて嬉しいです。

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  ルバーブには繊維が豊富に含まれています。食物繊維には水溶性と不溶性の二つがあり、水溶性はスムーズな排便を促し(腸の病気に役立つ)、不溶性は血糖値の上昇を緩やかにしたり(糖尿病の予防)、コレステロールの吸収を抑制したり(血中の脂質を減らす)します。

 ビタミンCも多く含まれているようですが、これは生食の場合。
 また、砂糖をなるべく加えずに調理をした方が栄養学的には良いようですが、多くの調理法はルバーブの持つ酸味を抑えるために砂糖を加える方法(ジャムやコンポート、タルトなど)が多いですよね。(^_^;)

 さて今回ルバーブで作ったのは、お塩を使った「練り梅」もどき。
 ネットで見て作ってみたいと思っていたので、やっと実現しました。お味はと言いますと、何とまぁ!梅にクリソツ(この表現は古いか・・)!!美味しいです。お塩をゲランド塩にしたので塩気がマイルドで尚美味しい。
 

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 これはお薦め!海外に住んでいるとなかなか梅を手に入れる機会もないので、このアイデアは素晴らしい!考えた人、偉いっ!!

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 昔、ヨーロッパの北の国では、オムレツやスープ、シチューなどに入れるなど、塩味の調理法もされていたそうです。
 日本人としては、こうして梅みたいに食べるといいですね!ご飯と一緒に食べる日が今から楽しみです。
 

 

フルーツサラダ

 冷蔵庫に、もう少ししたら悪くなってしまいそうな果物を色々と見つけ、全部一度に食べられないしどうしよう、と思っていたら、フルーツサラダを思い出しました。これなら腐らせずに、色々なフルーツを一気に食べられます。
 ただフルーツを切って混ぜるのではなく、レモン汁とオレンジジュースでマリネすれば、ビタミンCも更にガッツリ取れます。

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(写真の果物は、コンフェランスという種類の洋梨、黄色と白色の果肉のネクタリン、そしてキウイ)

 フランスの果物は日本のものに比べると甘みが少なく、どちらかというと少し酸っぱ目のものとか、野性味が感じられます。好き好きですが、何となくフランスの果物の方が、ビタミンを多く含んでいるような気がしないでもない。。。?

 以前、恩師から聞いた話に、ある日本人女性が癌に罹り余命幾ばくもなく、それならば自分の好きなことをしようと、フランスに来たそうです。そうこうフランスで生活するうちに癌が治ってしまったということでしたが、その治った原因の一つとしてフランスの食べ物が関係してるのでは?というお話でした。
 そんなお話を聞きながら、「それもありえるかもしれないなぁ」と思ったのです。何故かというと、これはあくまで感覚的ですが、フランスは食材が活き活きとしている、先ほども書きましたが、野生の味がとてもするのです。栄養素が詰まってる感じ?
 自分自身を振り返っても、とても健康な体で毎日を過ごせていることに気づかされます。これは、素材の力がとても大きく作用していると思うのです。主人がマルシェ(市場)に行くのが好きで(食いしん坊のため・笑)、ありがたいことに食材はほとんどマルシェで買って来てくれます。「面倒くさいから、スーパーで野菜とか買ってもいいよ」と言うのですが、本人は「いや、スーパーの野菜は美味しくないから」と言って、いつもマルシェに出掛けます。
 「素材そのものが美味しいなぁ」と感じる、活き活きとしたマルシェの野菜は、実は美味しいだけでなく、体にも良かったりするのでしょうね。

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ルバーブ

 ルバーブの季節です。
 時期が短いのか、一度しか市場で見かける事ができませんでした。ですので、見かけたら即買いです。

 ルバーブを使ったレシピと言えば、ジャムしか思いつかないのですが、今回は一緒に買った苺も入れてみました。

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 ルバーブだけのジャムも好きですが、苺を入れると色も可愛くなるし、食べやすくなりますね。ルバーブの野菜臭さが消える感じがします。

 ルバーブと苺の割合は適当ですが、お砂糖は全体量の1/3でちょうど良い甘さになりました。通常、ジャムを作る場合は、果物の甘さにもよりますが、大体全体量の1/3〜1/2ぐらいにしています。

 では、ルバーブの成分と効能にいってみましょう!

 ルバーブはビタミンB、C、EやプロビタミンAなど、ビタミンの宝庫。歯や歯茎、骨を強くしたり、また傷口の治りを早くしたりもします。ビタミンKも含まれ、血液の凝固作用を促します。火を通さずに食べた場合は、カルシウムやマンガンも豊富なようです。効能ですが、抗コレステロール、心臓病予防、お通じ、抗炎症作用等が期待されます。

 季節の物は、健康にも良いし、何より美味しいです💖