ひよこ豆
中近東の国の料理によく使われるひよこ豆(pois chiche ポワ シッシュ)。乾燥した物はもちろんのこと、缶詰めでも売られています。
ひよこ豆で家でよく作るのは、レバノン料理でもよく出る「ウムス(Houmous)」。おつまみっぽく、パンに付けて食べられる、お手軽な一品です。
材料はひよこ豆、缶詰めの汁または煮汁と、レモン汁、ニンニク、そしてタイニ(Tahini)というゴマペースト。
今回、そのタイニがなかったので胡麻をフードプロセッサーで潰して加えました。
という事で、ひよこ豆と胡麻の栄養素と、期待される効能を書いておきます。
「ひよこ豆」
他の豆類同様、脂肪が少なくコレステロールを含みません。植物性タンパク質、ビタミン、ミネラル、繊維が豊富な食品。
心臓に関する病気の改善、レジスタントスターチの存在によるところの善玉菌の増長、また、血糖値の急な上昇を防ぐ働きが、その摂取の仕方によって糖尿病に効果があるかもしれないとも言われています。また植物繊維の含有量の多さに伴い、大腸癌のリスクを減らしたり、食欲の調整ができるので体重のコントロールも助けます。
「胡麻」
胡麻に含まれる「セサミン」には抗酸化作用があります。また体内では合成できない不飽和脂肪酸が多く含まれているので、血中の悪玉コレステロールを減らし、コレステロールを改善する働きが期待されます。